第1632夜 【ドワーフじいさんのいえづくり】

【ドワーフじいさんのいえづくり】
フレーベル館 2003年10月発行
作・絵 青山邦彦
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ある森に、気難しいけれど、物作りはとても上手な
ドワーフというおじいさんが住んでいました。

狭くて暗い洞穴暮らしはもうたくさんだと、
おじいさんは、見晴らし台のある新しい家を作ることにします。

さっそく家づくりに取り掛かったおじいさんですが、
重い材木を運んだり、高い所での作業はできません。

仕方なく、おじいさんはクマやサルなど、森の動物たちの手を
借りることになりました。

動物たちは、手伝う代わりに自分たちの部屋も作ってほしいと言います。
おじいさんはしぶしぶ受け入れるしかありませんでした。

設計図は、最初のものとずいぶん変わっていきます。
完成する前から増築が始まっているのです。

途中でけがをしてしまったおじいさんは、
完全に見ていることしかできなくなります。

助っ人の動物たちがあまりに増え、
見晴らし台はあきらめなければなりませんでした。

もはや誰のための家なのかわかりません。

完成した家は、とても複雑な構造。
でも、動物たちは大喜び。
ずっと不機嫌な顔だったおじいさんも、
そんな動物たちの様子を見て、
「まあ こんな いえも わるくないか…」
とつぶやきます。

絶対に淋しくならないことだけは確かです。

でも、おじいさんは見晴らし台をあきらめてはいませんでした。
けががすっかりよくなったおじいさんは、
新しい図面を引いています。

改めて最後のページを見ると、
とてもいい家に見えるのでした。


布団に入っても寝付けない時、
自分の住みたい家を妄想するというのが、
学生の頃からの習慣でした。

近年は、年老いた両親の住む実家が対象になっていましたが。
残念ながら、実現なりませんでした。
しかし、今でも頭の中で、あれやこれやと間取りなどを考えたりします。

実際は形にならなくても、
憧れの住まい、空間を妄想するのは楽しいことです。
重い資材を運ぶ必要もありませんしね。


青山邦彦さんの絵本は、第274夜でも紹介しています。













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