第854夜 【もも  ももばたけの いちねん】

【もも ももばたけの いちねん
福音館書店 かがくのとも 通巻460号 2007年7月1日発行
中村 仁 ぶん
飯野 まき え
画像

好きな果物トップ3に桃は確実に入ります。
まずは、あの香りがたまりません。
トイレの芳香剤に、桃の香りを選ぶほど好きです。

そして、あの形と手ざわり。
指の先から興奮と幸福感がわいてくるようです。

さらに、ガブリと丸ごとかじりついた時の食感。
固いとも、柔らかいとも決められないあの食感。
それを味わっている時の果汁のしたたり・・・

こうして思い出していても、夢見心地になります。

子どもの頃、桃はそれほど頻繁には食べられませんでした。
お盆のお供えが下ろされて、それでやっと食べさせてもらったものです。
それまではその甘い香りだけで我慢をしていたものです。

それにしても、桃の香りは人間の感覚をうっとりさせます。
“桃源郷”ということばができたのは、とても納得のいくことです。

あこがれの果物である桃ができるまでを、この絵本で初めて知りました。
どんな作物でもそうであるように、本当に細やかな手入れがあって、収穫を得ることができるわけです。

特に、摘蕾、摘花、数度の摘果、と、これでもかといわんばかりに数を減らして精鋭していくことに驚きました。
収穫できる桃の実は、咲いた花の数百分の一であると知ったら、桃を見る目が変わります。

実際に桃を育てている中村仁さんが書いた文と、空気感まで感じる飯野まきさんの絵、桃はみんなに愛されているんだなあと思いました。

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この記事へのコメント

田形法子
2020年06月16日 16:50
『ももばたけのいちねん』購入することは可能でしょうか?
メールにてご連絡いただけると嬉しいです。

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