第329夜 【おばけと どろぼう】

【おばけと どろぼう】
教育画劇 2006年6月6日発行
佐々木マキ
画像

勝手な思い込みですが、佐々木マキ氏は、おばけとどろぼうが好きです。
その最強の二つが登場する絵本です。

パソコンの平面の画面では、到底説明不可能の構造です。
もちろん、私の力量ではという意味です。
動画にでもして、「ホラね!」って見せられたらいいんですけど。

どろぼうが、懐中電灯片手に金持ちの家にしのび込み、大きな金庫を開けると、そこからにゅ~っとおばけが出てきます。
そこからずっと、おばけに追いかけられたどろぼうが逃げる様子を、コマ送りのように見せてくれます。

雨どいを伝って、家の高いところから下に降りるところは、絵本の上から下へ。
しばらく平地を走って逃げたあと、ふたのはずしてあるマンホールに落ちてしまうと、横に伸びた絵本がなんとペラリと下に開く仕組みになっています。
あれっ、どうなってるの?と一瞬驚きます。

そこにはなぜかワニが。
はしごをよじ上ってまた平地に出ると、絵もまた元の高さです。

車で逃げてもおばけは着いてきます。
車が川に突っ込み、再び走って逃げるどろぼう。
坂道ですから、絵の位置が少し上になっています。
やっと人家まで逃げていき、はしごを上って屋根の上へ。
絵はまた高い位置へ。

煙突から出てきたおばけに驚き、屋根から落下。
樽に入ってゴロゴロと転がり落ちます。

どろぼうの動きに合わせて絵の位置が変わるので、見ているこちらもちょっと擬似体験している感じ。

最後にたどり着いたのは、おばけの本拠地、お墓。
たくさんのおばけが出迎えています。
だれを?
もしかして、金庫に閉じ込められていたおばけは、ただ単に仲間のいるおうちへ帰ろうとしていただけってこと?
それじゃあ、必死で逃げていたどろぼうって・・・。

ぞろぞろ出てきたおばけがみんな少しずつ違っているのも、佐々木マキ氏がおばけ好きであることの証明のような気がします。

それにしてもこの表紙、飾っておきたいくらいステキです。
(お月様が一つだけ・・・)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 0

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック