第1010夜 【銀河鉄道の夜】

【銀河鉄道の夜】 朝日ソノラマ 1995年10月20日発行 原作 宮沢賢治 ますむら・ひろし 久しぶりに読みました。 ますむら氏の「あとがき」まで読むと、目の湿度が上がり、表現できない気持ちが、頭なのか胸なのかわかりませんが、自分の中に満ちているような気がしました。 この物語は文庫本でも読み、映画(アニメ)でも観、N…
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第1009夜 【にんげんになったニクマンジュウ】

【にんげんになったニクマンジュウ】 絵本館 2008年12月発行 長 新太 長新太氏は、今でも信じられませんが、2005年に亡くなっています。 この本の発行が2008年。 そうです、これは1987年に発行されたものの復刻版です。 私が最初にこの本を読んだのは、子どもが小さかった頃、およそ20年前のことです。 図書館…
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第1008夜 【ふんころがしのめいじん スカラベ】

【ふんころがしのめいじん スカラベ】 理論社 2010年4月発行 文○奥本 大三郎 写真○海野 和男 ファーブル昆虫記に興味を持ったのは、もともと私が虫好きだったからではありません。 大人になって、熊田千佳慕氏の精密で夢のような絵を見たことがきっかけです。 そして、昨年の夏、何の気なしに見たNHKの番組で、再びファー…
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第1007夜 【たいようまで のぼった コンドル】

【たいようまで のぼった コンドル】 福音館書店 こどものとも 通巻657号 2010年12月1日発行 乾 千恵 文 秋野亥左牟 絵 以前、テレビでアンデスの人々の暮らしを見たことがありました。 彼らが身につけている衣装の色の美しさがとても印象的でした。 特に、赤系。 絵本に登場するチャスカとその家族、そして人間に…
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第1006夜 【さかさまライオン】

【さかさまライオン】 童心社 1985年 9月20日発行 内田麟太郎 文 長 新太 絵 私のブログは、その日の記録ではなく、所持している絵本のリストを、何日もかけて作っているという変り種です。 タイトルの五十音順に並べてきましたが、同じ作者のものは、できるだけ同じ日に記すようにしてきました。 たとえば、井上洋介氏の絵…
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第1005夜 【22の色】

【日本の色彩 22の色】 Toda design 1985年12月発行 作・絵 とだこうしろう もともと駅伝が好きですが、息子が東洋大学に在学しているので、去年今年と、特に箱根には熱くなりました。 アナウンサーが実況で、「鉄紺の襷が~!」と言うのを、きっと来年の正月にも、何度も聞くことになるでしょう。 この絵本は、昔か…
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第1004夜 【ぶどう酒びんのふしぎな旅】

【ぶどう酒びんのふしぎな旅】 講談社 2010年4月17日発行 原作 H.C. アンデルセン 影絵 藤城清治 訳 町田 仁 藤城清治氏の影絵は、いつかどこかで何度も見たことがあったと思います。 存在に気付いてはいても、改めて近づいてみたりしないまま時間が過ぎていた“物”というのが、けっこうあるなぁと思うことが増えまし…
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第1003夜 【ねこのミルと ねずみのチムニー】

【ねこのミルと ねずみのチムニー】 ブロンズ新社 2009年9月25日 さく・原 裕朗 え・森山杳里子 “かわいい”っていう理由だけで絵本を選ぶんですか? と言われたら、この絵本を買った時の私は、何のためらいもなく、「 YES! 」と答えたでしょう。 珍しくセロファンでラッピングされていて、見本用の絵本もなく、ページ…
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第1002夜 【トイちゃんとミーミーとナーナー】

【トイちゃんとミーミーとナーナー】 アリス館 2009年10月1日発行 ぶん・どい かや え・さかい あいも 温泉の効能をくどくど聞くよりも、自分自身がお湯につかるほうがいいですよね。 そんな感じで、ただもう、この絵本を読んで、幸せな気分に浸ってください、とだけ言いたいような絵本です。 『はぁ~ぁ、しあわせ』 …
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第1001夜 【おばけやしきに おひっこし】

【おばけやしきに おひっこし】 光村教育図書 2009年9月28日発行 カズノ・コハラ 作 石津ちひろ 訳 休みの日には、もっぱら娘と出かけます。 娘とは嗜好が似ているので、一緒にいてとても楽だし楽しいし、こういう時間が無限ではないという思いもあるし・・・ お天気がよければなおさら、ためらいなく Go! です。 …
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第1000夜 【どこまで ゆくの?】

【どこまで ゆくの?】 福音館書店 かがくのとも 通巻500号 2010年11月1日発行 五味太郎 個人的なことですが、今日が1000夜目ということで、大きな節目です。 始めたときには1800冊ほどだった絵本も、3年たった今、2034冊。 本棚は飽和状態です。 1000夜目にはどの絵本を、と考えていたら、今月配本の「…
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第999夜 【大人問題】

【大人問題】 講談社 1996年12月1日発行 五味太郎 いきなりですが、まえがきです。 「はじめはたぶん絵本だったと思います。 ごく楽し気に絵を描いて、なんとなくまとまって、結果、絵本という形になって世に出して、ま、気軽な作業をそれゆえに続けていたのですが、そのうちなんとなく、周辺の不思議な気配が気になりだしました。…
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第998夜 【まるきのヤンコ】

【まるきのヤンコ】 福音館書店 こどものとも年中向き 通巻296号 2010年11月1日発行 スロバキアの昔話 洞野志保 再話・絵 スロバキアの昔話です。 昔、小川の岸に小さな家があって、夫婦が二人で住んでいました。 二人には子どもがいませんでした。 質素な部屋の中で、奥さんが糸をつむぎ、だんなさんが菩提樹の丸…
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第997夜 【ひるまの おつきさま】

【ひるまの おつきさま】 福音館書店 かがくのとも 通巻499号 2010年10月1日発行 遠藤湖舟 さく 先日、NHKの「ワンダーワンダー」という番組で、銀閣寺についての興味深い内容を見て、わくわくしました。 金閣寺に比べて、とても地味な銀閣寺。 銀という名がついていながら、実際は銀色ではありません。 それが、最近…
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第996夜 【せんをひく】

【せんをひく】 福音館書店 こどものとも 通巻655号 2010年10月1日発行 ことば・砂岸あろ せん・大倉侍郎 思えば今まで、何千何万何百万の線を引いてきたことでしょうか。 字を書くということが、まずは線を引くということですから。 しかし、『さあ、線を引くぞ』と意識して線を引くことってあったかしらと、絵本を読みな…
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第995夜 【こたつたこ DVD ブック】

【こたつたこ DVD ブック】 小学館 2010年4月12日発行 ピタゴラスイッチこたつたこ制作委員会 ある日、書店に入っていくと、とても小さなディスプレイの画面で、この「こたつたこ~」が上映されていました。 私は吸い寄せられるようにその画面に近づき、真正面に立って、かなり長い時間、この歌を聞いていまし…
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第994夜 【かえるのピータン】

【かえるのピータン】 ブロンズ新社 2008年4月25日発行 どい かや 「井の中の蛙大海を知らず、されどその深さを知る」 このことわざを、思いっきりステキな絵本にしてくれました。 森の奥にひっそりと、小さな丸いお池がありました。 そのお池には、カエルのピータンがのんびりと暮らしていました。 蓮の葉の上で横にな…
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第993夜 【チリとチリリ】

【チリとチリリ】 アリス館 2003年5月1日発行 どい かや “かわいい”と感じる要素がてんこ盛りの絵本です。 主人公のチリとチリリはもちろん、小さくて、色が淡くてきれいなものがたくさん描かれてあって、子どもだけではなく、かわいい物好きの女性のハートをわしづかみにすること間違いなしの絵本です。 主人公の女の子が二人と…
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第992夜 【ミリーの すてきなぼうし】

【ミリーの すてきな ぼうし】 BL出版 2009年6月1日発行 きたむら さとし 先日、片付けの途中で、数年前に送り出した生徒たちの卒業アルバムに目が留まり、ついつい見入ってしまいました。 表紙の内側には、たいていの場合、何にも印刷されていませんが、この時は私のリクエストで、学年通信の第一号を印刷してもらいました。(*裏表…
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第991夜 【みつばち みつひめ】

【みつばち みつひめ】 どどんとなつまつりの巻 ブロンズ新社 2010年7月15日発行 秋山あゆ子 読んだら人に勧めたくなる本というのがありますが、私にとってこの絵本はそういう本です。 もしも、『虫はどうも苦手で・・・』という方にだったら、なおのことです。 ファーブルや奥本大三郎氏、今森光彦氏などなど、虫には目がない…
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