第1050夜 【ポットさん】

【ポットさん】
BL出版 2011年6月15日発行
きたむらさとし
画像

誰か、または、何か、から元気をもらうって、力こぶ的なこととは限りませんよね。
手ごたえとしてはフワッとしているんだけれど、なんだかカラダの随所が軽くなったような気にしてくれる、そういうのも“元気をくれる”って言っていいですよね。

こぶしをぎゅっと握るのではなく、むしろ手のひらを開いて余計な力を抜いたら前に進めた、そんな事が、自分に限って言えば、けっこうあったなと思うのです。

表紙のポットさんを見ただけで、肩から力がストンと抜けるようではありませんか。
見るからに、“無害”。
それだけで安心、すでにプラスの作用が自分の中で起こってきます。

目次のページを見たら、顔の筋肉はかなり緩みます。

ポットさんとその仲間たち、ちょっと並べてみましょうか。(*敬称は原文のまま)
・スプーン
・ティーカップ
・さとうさん(砂糖)
・ミルくん(ミルク)
・チーズケーキ
・かびん
・おさら
・ソルトちゃん(塩)
・ドーナツ
・マフィン
・カップケーキ
・フライドポテトのおおもりくん

すべてのものに顔があります。
これがポイントでしょうね。

マイナスのイメージのものでも、点々の目と口を描くだけで、コロッとイメージが変わりますから。

お話は四つです。
新しいティーカップと出会ったり、
なぞの円盤の夢を見たり、
お盆に乗って飛んだら落っこちたり、
ソルトちゃんが活躍したり。

ポットさんと一緒に絵本一冊を散歩したら、まるでストレッチをして柔軟になった気がしました。
もちろん、カラダではなく、“ココロ”が、です。

むやみに言うのは控えようと我慢していましたが、裏表紙のポットさんを見たら、もう言わずにはいられませんでした。
かわいい!

きたむらさとし氏の絵本は、第369夜~第378夜、第992夜でも紹介しています。

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