第834夜 【水は、】

【水は、】
福音館書店 おおきなポケット 125号 2002年8月1日発行
山下大明 写真・文
画像

「水は、雨となって 森にふる。

水は、木や苔や土にしみこんで、
森に、たくわえられる。」

か弱くも初々しい草の芽
雨に煙る森の木々
苔むした木が茂る緑の森

雨にぬれ、水滴をのせた小さな花や葉っぱ
雨の名残の霧のような水滴を体にまとった昆虫やカエル

揺らめき、光を反射させ、美しい表情を見せる水面や滝
激しいしぶき



波紋を残したように凍る水面
たくましさともろさという矛盾を形にしたようなつらら

空へ立ち上る蒸気

彗星

「水は、地球をめぐっている」

こんなにすばらしい写真を、小さな頃から見られる子たちは幸いだ・・・そう思った次の瞬間、自分はこれらの一つ一つを、頭の中で映像として再生できることに気づきました。
そこにいる自分を含めて映像化できるのです。

空気を感じることもできます。
触感をよみがえらせることもできます。

それはすべて幼い頃からの実体験が可能にしていることなのだとしみじみ思います。
これらの写真を味わえる下地があることがうれしいです。

この絵本を見たら、本物の“水”に触れる小旅行に出かけてみたくなるはずです。

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