第1668夜 【珪藻美術館】

【珪藻美術館】
ちいさな・ちいさな・ガラスの世界
福音館書店 たくさんのふしぎ 通巻411号 2019年6月1日発行
奥 修 文・写真
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最近、何かに感動したということがトンとない、という人がいたら、
黙ってこの絵本を手渡したいところです。

「珪藻土」なら、我家のバスマットがそれなので、
吸水性に優れている程度の知識はありましたが、
「珪藻」というものを知りませんでした。

珪藻とは、藻の仲間ですが、ただの藻ではありません。
ガラスの殻をもつ藻なのです。
水のある場所であれば、自然の中、どこでも見つかります。

しかし、それを採集し、他のものとより分け、きれいに洗い、
種類ごとに整理し、手作りの道具を駆使し、
数々の制約をクリアして、アートとして生み出すまでには、
想像を絶する労力、根気、自制が必要でしょう。
到底ことばで言い尽くせるものではないと思います。

何しろその大きさが、0.1ミリにも満たないのですから。

できあがった作品に、ため息が出るほど感動するのはもちろんですが、
その工程を思うと、また違った感動が押し寄せます。

見なければダメです。
百聞は一見に如かず、の代表選手です。

自由に、美術館や博物館を訪れることができない今、
この絵本で、すばらしい美術館を堪能できますよ。

マスクより、全家庭に、こういう絵本を配るという洒落たことを、
菅先輩、やればいいのになあ。































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