第1644夜 【プレッツェモリーナ】

【プレッツェモリーナ】
イタリアの昔話
福音館書店 こどものとも 通巻756号 2019年3月1日発行
剣持弘子 再話
小西英子 絵
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身ごもったお母さんが、魔女の畑に忍び込み、パセリを食べてしまいます。
一度ならず、二度三度。
妊娠中、特定の食べ物が無性に食べたくなることは確かにありますけれども、
その後がいけません。
魔女に見つかったお母さんは、
生まれた子を魔女に渡すと約束してしまうのです。

やがて生まれた女の子は、プレッツェモリーナと名づけられました。
イタリアのことばで、「パセリちゃん」という意味だそうです。

プレッツェモリーナは、お日さまのように美しく、小鳥のようにすばしっこく、
魚のようにぴちぴち元気な女の子に育ちました。

ある日、プレッツェモリーナは三人の魔女に連れ去られてしまいます。
魔女たちは、プレッツェモリーナをもう少し太らせてから食べようと、
それまで仕事をさせることにします。

魔女たちの無理難題に困っているプレッツェモリーナを助けてくれたのはクロネコのガット・ベルラッコでした。

魔女の女王のところへ行って小鳥を取ってくるように言われた時も、
ガット・ベルラッコが持たせてくれた物のおかげで、
奇跡のように小鳥を持ち帰ることができました。

小鳥を持って帰ってみると、待っていたのはすてきな王子様でした。
ガット・ベルラッコは王子様だったのです。

三人の魔女は石になっていました。

王子様はプレッツェモリーナを国に連れて帰り、結婚しました。
そして、二人はいつまでも仲良く暮らしたのでした。

魔女の御殿からプレッツェモリーナが逃げ帰ってくる時のハラハラドキドキ感は、日本の昔話「三枚のお札」と似ているかもしれませんね。

ところで、ちょっと迂闊なお母さんはどうなったのか、ちょっぴり気になります。

小西英子さんの絵本は、第215夜、第219夜、第542夜、第1154夜でも紹介しています。













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