第1568夜 【へんてこな おきゃくさん】

【へんてこな おきゃくさん】
福音館書店 こどものとも年中向き 通巻371号 2017年2月1日発行
浜田桂子
画像

昔の自分の写真を見ていると、
『あ~、この服、気に入ってよく着てたなあ。』
とか、
『このかばん、ヨレヨレになるまで使ってたっけ。』
『ん~、こういうフレームのメガネ時代があったねえ。』
『このベスト、編むのにかなり時間がかかったんだった。』
と、眠っていた記憶を写真からプレゼントされたような気になることがあります。

でも考えてみたら、呼び起されないまま消えてしまう記憶の方がたくさんあるのでしょうね。

記憶の奥で消えかかっていたモノたちが、この絵本のように「へんてこなおきゃくさん」になって、私の元を訪れてくれたら面白いだろうなと思います。


初めてのお留守番で、かなり緊張気味の〝あこちゃん”、
玄関のチャイムが鳴ったのでのぞいてみると、とてもへんてこなモノが立っています。
かさの おばけみたい…

この〝へんてこな おきゃくさん”、実は、〝あこちゃん”が小さい時に身につけていた帽子と手袋と傘でした。
みんな、今の〝あこちゃん”には小さすぎますが、思い出してみると、どれも〝あこちゃん”のお気に入りでした。
知らない間に、どこかで失くしてしまっていたのです。

よく見ると、段々記憶がよみがえります。
それらを身につけていた幸せな時間の記憶です。

〝あこちゃん”が自分の小さい頃を思い出している場面を見ていると、こちらまで幸せな気持ちになります。
自分にも〝お気に入り”と過ごした時間があったことを思い出すからです。


浜田桂子さんの絵本は、第31夜でも紹介しています。

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