第1572夜 【ひょうたんれっしゃ】
【ひょうたんれっしゃ】
アリス館 2019年4月25日発行
齋藤槙
この方の絵が大好きです。
ただ〝塗った”というのとは違う、独特な色使いに惹かれます。
〝はなさきやま”の美しさにはため息が出ました。
桃源郷って、こういう色の世界なのではないでしょうか。
おかあさん鳥とひながひょうたんれっしゃを見送っているページもすばらしく、いつまでも眺めていたくなります。
こういう穏やかな色の絵本を日々読んでいたら、心優しい人でいられるのではと思います。
ストーリーとしては、ひょうたんの親子が並んで列車になり、
しゅっしゅ ひょっひょ
と進んでいくだけなのですが、すべてのシーンがすてきです。
田んぼ駅、パターンのような田園に、さりげなくいる白鷺の親子がワンポイントで心憎い
吊り橋も魚たちも波も、岩さえもアーティスティック
道路を横断中のカタツムリの親子は、切り取って飾っておきたい
そして、はなさきやま
よく見ると、色々な生き物の姿が見えますが、『あれっ?これって何?』という生物もいます。
野山を超特急で駆けていく場面に、青いポピーが咲いています。
堀文子さんを思い出しました。
迷子の小鳥を乗せて、ひょうたんれっしゃは湖を渡り(これまた水が美しい)、もじゃもじゃやまへ。
〝おかあさんえき”にいる動物たちが、みんな温厚そう。
木のうろの中に、やはり謎の生物がいます。
なんて呼んだらいいのでしょうか。
おかあさん鳥とひなが木の上からひょうたんれっしゃを見送っている大好きなページには、不思議な生物がそこかしこに居ます。
まるで平和の象徴のように。
齋藤槙さんの絵本は、第1234夜、第1267夜、第1423夜、第1505夜でも紹介しています。
アリス館 2019年4月25日発行
齋藤槙
この方の絵が大好きです。
ただ〝塗った”というのとは違う、独特な色使いに惹かれます。
〝はなさきやま”の美しさにはため息が出ました。
桃源郷って、こういう色の世界なのではないでしょうか。
おかあさん鳥とひながひょうたんれっしゃを見送っているページもすばらしく、いつまでも眺めていたくなります。
こういう穏やかな色の絵本を日々読んでいたら、心優しい人でいられるのではと思います。
ストーリーとしては、ひょうたんの親子が並んで列車になり、
しゅっしゅ ひょっひょ
と進んでいくだけなのですが、すべてのシーンがすてきです。
田んぼ駅、パターンのような田園に、さりげなくいる白鷺の親子がワンポイントで心憎い
吊り橋も魚たちも波も、岩さえもアーティスティック
道路を横断中のカタツムリの親子は、切り取って飾っておきたい
そして、はなさきやま
よく見ると、色々な生き物の姿が見えますが、『あれっ?これって何?』という生物もいます。
野山を超特急で駆けていく場面に、青いポピーが咲いています。
堀文子さんを思い出しました。
迷子の小鳥を乗せて、ひょうたんれっしゃは湖を渡り(これまた水が美しい)、もじゃもじゃやまへ。
〝おかあさんえき”にいる動物たちが、みんな温厚そう。
木のうろの中に、やはり謎の生物がいます。
なんて呼んだらいいのでしょうか。
おかあさん鳥とひなが木の上からひょうたんれっしゃを見送っている大好きなページには、不思議な生物がそこかしこに居ます。
まるで平和の象徴のように。
齋藤槙さんの絵本は、第1234夜、第1267夜、第1423夜、第1505夜でも紹介しています。
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