第1533夜 【南極のスコット大佐とシャクルトン】

【南極のスコット大佐とシャクルトン】
福音館書店 たくさんのふしぎ傑作集 2016年4月1日発行
佐々木マキ 作
画像

1994年、「月刊たくさんのふしぎ」として発行されたものです。
24年前です。
正確な年は思い出せませんが、ちょうどその頃、授業でスコットとアムンゼンの話を生徒たちと読み取っていました。
英語の授業でのことです。

南極点に先に到達したのはアムンゼンですが、教科書ではスコットの方にスポットが当てられていました。
勝者のアムンゼンより、敗者のスコットの方を主人公にして語られていたのは、どこか判官びいきの下地があったのと、スコット隊の壮絶な最後がドラマチックだったからでしょうか。

特に、極点からの帰り、隊員の一人エヴァンズが腕のけがからひどい凍傷になり、どんどん衰弱していって亡くなったこと、
オーツが、他の隊員の足手まといになることを嫌い、「ちょっと外へ行ってきます」と言ってブリザードの中へ出ていき、ついに帰らなかったこと、
といったエピソードは、スコットの日記を読む形式で英文を読み進んだのですが、私たちの胸にとても強い印象を残しました。

五人の隊員の写真が教科書にも載っていたのですが、これは誰が写したのだろうと不思議に思い、調べた記憶があります。
確か、座って写っているバワーズが、シャッターにつながっている紐を引いて撮ったのだったと思います。

スコット隊の話は、どうしてもつらく重いものになりますが、この絵本には暗さを感じません。
おそらく、史実のわかりやすい説明の合間に、佐々木マキさんの、どこかほのぼのとした【ナンギな たんけんたい】のまんがが載っているからもあるでしょう。

シャクルトンの探検にしても、ことさら人情話に演出することなく、あくまでもわかりやすく事実を伝えています。

どちらも探検をたどるうえで、地図のなんとありがたかったことでしょう。

この絵本の存在に気づいていたら、絶対に生徒たちに紹介したことでしょう。
残念なことをしました。

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