第1498夜 【さるがいっぴき】

【さるがいっぴき】
福音館書店 こどものとも 通巻749号 2018年8月1日発行
MAYA MAXX
画像

「あ~今日の夕飯、何にしようかなぁー
などと、献立を考えるのがいっぱしの悩みであるように考えていたことが恥ずかしいです。

「この世の生き物はほとんどの時間と労力を食べるものを探すことに使っています。」
折り込み付録にあるMAYA MAXXさんのことばです。
続きも…
「生きることは食べること。
食べなければ生きてはいけないし、自分の命を養えない。
その単純で明快な原理を黙々と生きています。」

さるが いっぴき。
表紙で眠っていたさるが目を開け、木から木へと飛んで、探します。
食べ物を。

食べては探し、見つけては食べる。
そうしてまた探す、探す、探す。

スーパーやコンビニへ行けば、探さなくともそこに食べ物があるということに、これまで感謝したことがなかった、というより、特に考えたこともありませんでした。

そうです、人間以外の生き物は自分で食べ物を探さなければならないのです。
あのちっちゃなアリ🐜だって、ほとんどの時間を食べ物を探し、運ぶことに費やしているわけです。
エライ。


さるの目力がすごいのです。
命がかかっていますから。

目と目があったら目をそらせない、そんな目です。

この、good-looking のさるが、探す日々の中で、食べ物ではない大切なものも見つけます。
さるが にひきになりました。

とても印象的な絵本です。


MAYA MAXXさんの絵本は、第570夜でも紹介しています。

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