第1497夜 【さあ あてて ぼくはだれでしょう】

【さあ あてて ぼくはだれでしょう】
福音館書店 こどものとも年中向き 通巻385号 2018年4月1日発行
小野寺悦子 文
和歌山静子 絵
画像

「さあ あてて
ぼくは だれでしょう」
エメラルドグリーンのページに黒いシルエットがあります。

「あなたは
となりの おりこうねこくんでしょう」

ページをめくります。
「あたり
ぼくは
となりの おりこうねこくんです」

ここでズキューンとハートを射抜かれました。
エメラルドグリーンの目の子猫にフォーリンラブです。

次は真っ赤なページにやはり黒いシルエット。
「さあ あてて
ぼくは だれでしょう」

「あなたは
ながぐつ はいた
となりの おりこうねこくんでしょう」

ページをめくります。
「あたり
ぼくは
ながぐつ はいた
となりの おりこうねこくんです」

真っ赤な長靴をはいた子猫が両手を広げてジャンプしています。


こんな具合に、色のついたページにシルエットあり、
次のページではその色の何かを身につけている子猫がいるという構成です。

色のページと、白いページが、「推測」と「答」のコントラストをきっぱり見せてくれて、
スッキリします。

「となりの おりこうねこくん」というのもまたいいんです。
ただの「こねこ」だったら、こんなにも個性を感じません。

「となりの おりこうねこくん」のシルエットは、どんどん「なにか」をプラスしていって、
初めは容易に推測できたものが、最後は一気に難しくなります。

最終的に、おりこうねこくんがどうなったかを見ると、この絵本が単なる当てっこゲームではなかったことがよくわかります。

お二人の作者の熟練の技を見るようなすてきな絵本です。
音読は必須です。


小野寺悦子さんの絵本は、第238夜、第537夜、第1314夜、第1399夜でも紹介しています。
和歌山静子さんの絵本は、第217夜、第298夜、第683夜でも紹介した居ます。

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