第1479夜 【あおいともだち】

【あおいともだち】
偕成社 2016年10月発行
佐々木マキ
画像


【あかいけいと】
偕成社 2016年10月発行
佐々木マキ
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佐々木マキさんの絵を見ると、
『無条件で好きというのはこういうことだ』
といつも思います。

ああだから、こうだから、と言う必要がないのです。

言おうとすると、段々自分が情けなくなります。
追いつくはずがないのですから、ことばが。

"恋”のようなものだと思います。


【あおいともだち】
男の子に手紙が届きます。

「あそおびにきてね
♡ ☆
あおいともだち
      より」

男の子は"あおい ともだち”を訪ねようとしますが、"あおい ともだち”とは誰なのかを知らないのです。

まるで中学1年生の古い英語教科書のごとく、
白いウサギや灰色のサイに向かって、
Are you あおい ともだち ?
と聞いては、
No.
と答えられながら、全然へこたれずに進んでいきます。

黄色いキツネ
茶色いゴリラ
黒い魔女

もちろん、みんな No.

いったい最後はどんな"あおい ともだち”が待っているのかしら…
自分の知る限りの something blue を思い描いてみます。
ん~
『あおい ともだち って誰だろう』

とても純粋な疑問が私の胸に。
つまり、no idea だから。

そして、とうとう男の子は"あおい ともだち”と出会います。

期待通りなのか、期待外れなのか、自分でもわかりません。
まぁ いいんです。

二人は、シーソーやブランコで楽しく遊び、
「バイバイ」
「またきてね」
と別れます。

私の"あおい ともだち”もどこかにいるのでしょうか。
歩いていかなければ出会えないのかな。
なんども No.って言われながら。


【あかいけいと】
やはり女の子がずんずん歩いていきます。
絵本でいえば、左から右へ。

手には赤い毛糸をもっています。
端っこを拾って、毛糸が一筆書きのように表す形を楽しみながら、くるくると手元で丸めて進んでいきます。

ハートや花、
走る人や踊る人、
カタツムリやねこ、
人の顔や手、
最後はうれしいことに、おなじみの"おばけ”

気づけば大きな毛糸玉ができていました。

毛糸玉が大きくなっていたことにも、もしかしたら自分が歩いていることにも、
女の子は気づいていなかったのかもしれませんね。

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