第1112夜 【ことばメガネ】

【ことばメガネ】
大月書店 2010年11月19日発行 考える絵本8
文 アーサー・ビナード
絵 古川タク
画像

“ことば”の話ができる友人が、一人は居てほしいものです。
たとえば、井上ひさし氏やアーサー・ビナード氏の本や、その他諸々のことば遊びの話で盛り上がれるような。

私の場合、ありがたいことに娘が聞き役にはなってくれますが、一方的にこちらが話すだけなので、発展性に欠けます。
“ことば”の話がしたいと思った時は、大体かつての同僚たち(国語科)にはがきを書きますが、これはもっと一方的で、相槌もなければ、速攻のつっこみもありません。
しかし、一方的であろうと、「相手」が居ることはありがたいと思っています。


“竜二”がなじみの商店街を歩いていると、メガネ屋のおじさんに声をかけられ、“英語メガネ”のお試しをすることになります。
フレームに英語レンズがはめてあるので、世界がイングリッシュに見えるというのです。

さっそくそのメガネをして、おじさんと町を歩いていくと、面白い見え方のものが続出。
たとえば、横断歩道がシマウマに。
→横断歩道は英語で ZEBRA CROSSING

工事現場ではクレーンが鶴に。
→英語では鶴を CRANE  確かにクレーンは巨大な鶴!

アーサー・ビナード氏が言っています。
「言語はコミュニケーションのツール、伝達のための道具ではあるが、同時にレンズの役割も果たす。」
そうなんです。
学校における英語教育にも、道具としての英語を教えるだけではなく、言語を通して異文化を理解させるという大事な役目があるのです。

他の言語(文化)を知ることは、自分の言語(文化)を見直すことにつながります。
時々は、英語メガネ、あるいはペルシャ語メガネでもなんでも、他の言語のメガネをかけ、世界を違ったレンズで見てみると、いつもの生活に新鮮な風を感じるかもしれません。

ちなみに、「秋田弁メガネ」だと、ことばのエコ体験ができますよ。

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