第四十八夜 【あやとり いととり】

【あやとり いととり】
福音館書店 1982年11月発行  全3冊
さいとう たま 採取・文
つじむら ますろう 絵
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全三冊です。
“いえ→さかずき→エプロン→でんきゅう→ものさし” から始まります。
これはおそらく、誰もが最初に覚えたあやとりではないでしょうか。
私が好きだったのは、“ほうき” からできる “林の中の一軒家” でした。

自分の両手と一本のひもから様々なものが作られていく妙。
覚えてしまうと、自分の手がまるで独立した生き物のようにスイスイとひもをたぐったりはずしたりして動いていく不思議。
あやとりはすごいです。

あやとりは日本の伝承文化です。
誰かがやっているのを見て覚えたり、教えてもらったり。
絵を見ていると、隣に誰かがいて教えてくれているような気になります。

ひもはどこだっけ・・
手がうずいてきました。
この絵本を見て、子どもがじっとしていられるわけがありません。

【虫の わらべうた】
福音館書店 こどものとも 365号 1986年8月1日発行
斎藤たま 採録
瀬川康男 画
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めくれどめくれど、瀬川康男氏の絵が新鮮な喜びを引き起こし、めまいがしそうです。
この色使い、密に描かれた模様のような虫たち、そして黒一色の主人公の虫、さらには文字。
こういう絵を描くのは瀬川氏しかおりません。
“個性” “独自” “唯一無二” “模倣不可” 

「おど(父さん)」、「あば(母さん)」 のことばを見た時にはびっくり。
解説を読むと秋田のわらべうたとのこと、納得しました。
このことばとはしばらくぶりの再会。

あやとりの絵本といい、虫だけのわらべうたを収集し、こんなステキな絵本にしてくれた斎藤たまさん、こういう人を大切にしなくては。

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