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zoom RSS 第1407夜 【にわのキアゲハ】

<<   作成日時 : 2016/06/09 18:08   >>

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【にわのキアゲハ】
福音館書店 かがくのとも 通巻565号 2016年4月1日発行
岩渕真理 さく
画像

人間関係で比喩的に、「○さんは△さんの天敵だ…」と言ったりしますが、この絵本を読んだら、比喩で言うのが申し訳ない気持ちになります。

ミツバの葉っぱに生み落されたキアゲハの卵38個のうち、最後まで生き残れるのは1匹だけなのです。
天敵との闘いです。
といっても実際にfight するわけではなく、一方的に喰われていくのです。

アリやクモ、カマキリなどの虫に、幼虫が食べられるというのはわかりやすい例です。

卵にハチが卵を産み付け、ハチの子がキアゲハの卵の中身を食べてしまうというのもショックでしたが、やっとさなぎになり孵化というところまで来たのに、さなぎから出てきたのがキアゲハではなくハチだったというのには、驚きと悲しさだけではなく、怒りも感じてしまいました。
ハチからしたら親心ですが、キアゲハからしたら悲劇以外の何ものでもありません。

生き残ることがこんなにも大変であることを知った後、空を舞うキアゲハの姿を見ると、感慨深いものがあります。
キアゲハが見下ろした公園で子どもたちが何人も遊んでいます。
キアゲハの目に、人間はどう見えているのでしょうか。
「あなたたちはなんて幸運な生き物なのでしょう」
そんな声が聞こえる気がします。


岩渕真理さんの、キアゲハへの愛を感じます。
折り込み付録の作者のことばを読むとなおさらです。

「みなさんも生き物の観察をきっかけに、自然の中にある神秘さや不思議さに目を見張る感性=センス・オブ・ワンダーの世界を広げてみませんか。」

飼育まではいかなくても、ベランダや出先で偶然見かけた昆虫を、できるだけじっくり観察したいとは常々思っています。

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