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zoom RSS 第1414夜 【やさいのおにたいじ】

<<   作成日時 : 2016/06/27 18:18   >>

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【やさいのおにたいじ】
福音館書店 こどものとも 通巻719号 2016年2月1日発行
つるた ようこ さく
画像

お伽草子の「酒呑童子」をもとに、野菜を主人公にして創作された物語です。

描かれた紙が和紙っぽく、筆の跡も日本画的で、どこか古くて懐かしい感じがします。
強面の「こんにゃくいも」以外は、登場する野菜たちがみな、しなっとやさしげです。

そしてそのソフトさをさらにアップさせているのが、京ことばです。
「おかあちゃん たすけとくりゃす〜」
「ああ なんちゅうことを」
「ひめを かえしてんか〜」

悲壮感漂う中にも、おっとりした響きがあります。


先日、修学旅行で、奈良・京都を訪れた生徒たちに、最も印象に残った場所、物、できごとを3つずつ書いてもらったところ、法隆寺や金閣寺といった定番の他に、「京都弁」と書いた生徒が何人もいました。
テレビなどで耳にしたことはあったでしょうが、自分に向かって発せられた生の京都弁に、痛く感動したようでした。
「おこしやす」
「おおきに」
などはおなじみですが、「先生」のことを、「んせ」と呼んでいたという具合に、アクセントの違いが面白いと感じたようです。


さて、平和に暮らす京の都の野菜たちでしたが、東の山から、恐ろしいこんにゃくいもが下りてきては、娘たちをさらっていきます。
ある日、お屋敷に住む「ひのなひめ」もとうとう鬼(こんにゃくいも)に連れ去られてしまいます。

父親の「聖護院かぶ」は都中から、知恵と勇気のあるものを集めます。
それが、
たけのこ
まつたけ
かもなす
みずな
きんとき にんじん
ほりかわごぼう
の面々です。

鬼の住む山を目指す途中、親切にした「ししがたにかぼちゃ」のおじいさんから、お礼にお酒をもらいます。
それは、
「ええ おひとが のんだら ちからが わき、わるい おひとが のんだら ちからが のうなる」不思議な酒でした。

鬼の屋敷に着いた6人は、それぞれの持ち味で活躍し、おじいさんからもらったお酒を巧みに使って鬼をやっつけます。
つかまっていた娘たちを無事に都へ連れて帰った彼らを、人々はほめたたえました。
めでたし めでたし

野菜たちが話す京ことばを、もっと聞きたかったなと思いました。

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