絵本千夜一夜

アクセスカウンタ

zoom RSS 第1367夜 【昭和の子ども 生活絵図鑑】

<<   作成日時 : 2015/08/13 11:10   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

【昭和の子ども 生活絵図鑑】
金の星社 2014年1月発行
ながたはるみ・絵
奥成 達・文
画像

八月は“昭和”のイメージです。
原爆投下や終戦のあった月だからでしょうか。

この絵本を買ったのは去年でしたが、両親に見せようと持っていき、しばらく実家に置いてありました。
昭和初期生まれの両親の方が、きっと楽しめると思ったからです。
今年の春には持ち帰っていましたが、アップするなら八月にしようと思っていました。

この絵本に描かれている物の、おそらく九割以上は、家族や私が実際に使っていた、または実物を見たことがある、というものです。
漏れたのは、「洗い張り」と「パン焼き器」、そして「アルミ缶の米櫃」など。
我が家の米櫃は木製でした。

それにしても、記憶の奥の奥の、そのまた奥に眠っていた品々を、これだけ見せてもらえるとは感激です。

例えば、「夏といえば思い出す」のページでは、扇風機といった定番から、
ハンドル式のかき氷の削り機(最近はまたブームらしい)
渡辺のジュースの素(粉末をそのまま舐めたりした)
蠅取り紙(何度髪の毛をくっつけてしまったことか!)
シッカロール(天花粉とも言った)
ブリキのおもちゃ(金魚と如雨露とバケツはそっくり同じものが家にあった!)
などなど、懐かしさにため息がもれます。

ちなみに、蠅叩きは、実家ではまだ現役で活躍しています。

自分の家にあった物はとりわけ懐かしく、本を手でなぞってしまうほどです。

台所(「水屋」がくずれて、方言では「みんじゃ」)には蠅帳がありました。
富山の置き薬の箱は仏さんの部屋(仏間)にあって、ポマードで髪をきれいになでつけた薬屋さんの顔を今でも思い出せます。

母が使っていた絎台(くけだい)
ケガをした時には赤チン(マーキュロ)
遠足のおやつには不二家のパラソルチョコ
野球盤ゲームはなぜだか座敷に置いてありました。

木造校舎の前で、春なのにセーター姿で撮った集合写真(長ぐつの子も!)
教室の暖房は、石炭ストーブでした。
リリアンもやったし、紙の着せ替え人形、塗り絵でどんなに楽しんだことか…

月刊雑誌の付録の日光写真を思い出すと、今でもドキドキします。
貸本屋さんにも通いました。

並べていったらきりがありません。
一つの物から、どんどん記憶がほどけて、頭の中にクリアな再生映像が映し出されます。

良い意味の起爆剤”になるこういう絵本は、できれば記憶を共有できる人と読むと、一層楽しめるでしょうね。


ん?
絵本の最後に紙がはさんであります。
見ると、「小野小学校 閉校記念 大運動会 プログラム」とあります。
そうでした。
私の母校の小学校は、この春閉校となったのでした。

中学校は、私が卒業と同時に4つの中学が合併して、小野中学校ではなくなっていました。
これで小野小学校もなくなり、「小野」の名前の学校がなくなってしまったのです。
さみしいことです。

プログラムには、「小野っ子63名 力を合わせて〜」と印刷されています。
全校で63名しかいなくなっていたとは…

母が気をきかせて絵本にはさんでくれたのでしょう。

昭和が去ってしまったことを、改めて実感します。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
第1367夜 【昭和の子ども 生活絵図鑑】 絵本千夜一夜/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる